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捕鯨論説・小説・絵本のサイト/クジラを食べたかったネコ

── 日本発の捕鯨問題情報サイト ──

捕鯨批判ブログ・リンク集

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注)当リンク集では、公海調査捕鯨の問題を指摘したものを掲載基準としており、沿岸捕鯨容認の立場も含まれます。

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注:単発記事の場合は記事に直リンク、複数記事がある場合はトップページかカテゴリー、もしくは代表的な記事にリンクしています。順不同。★★★は筆者オススメ記事。市民ブロガーの皆様に感謝!


<<<解説>>>

 ネット上で日本の商業捕鯨/調査捕鯨に批判的なコメントを載せている皆さんのブログを収集してみました。量的にはまだまだ国内では少数派ながら、捕鯨賛成派のそれとは一風異なる特徴も。捕鯨擁護ブログの大半は、政府・業界団体の発表やマスコミの報道の受け売りだったり、あからさまな人種差別発言が随所に見られる典型的なネット右翼のものだったりします。一方、捕鯨批判派ブログの書き手の皆さんは、自分なりに消化したうえで意見を述べている冷静なネット市民が多くを占める点が好対照といえそうです。
 もちろん、現行の捕鯨に対する批判といっても、環境・動物・食などさまざまな視点・観点から、あるいは消費者や納税者・有権者の立場から、それぞれの方々が独自の切り口でもって多彩な主張を展開しています。当然ながら、規模や形態・捕獲数などをどこまで認めるかという点については、すべての方の見解が一致しているわけではありません。政治的なスタンスや、学生・主婦・研究者などのステータスも百人百様ですし、本格的なツッコミから日常の雑感として当たり前に感じた疑問、記事チェックまで、コメントの内容にも幅があります。
 筆者自身は様々な角度から捕鯨問題を捉えているつもりではありますが、やはり特定の一個人である以上、考え方に偏りが生じることは否めません。また、ニャンコの親でヴィーガン・ベジという立場上、反捕鯨の中でも筆者はややラディカルな立ち位置にあり、読者によっては受け入れがたい極論と映る主張もあるでしょう。しかし、一口に捕鯨反対(限定を含む)といっても、国内ですら実に多様な意見があることが皆さんにもおわかりいただけると思います。中には筆者よりラディカルな方もいらっしゃいますし。
 むしろ注目すべきは、「捕鯨? 別に南極でまでやらなくていいんじゃないの?」「調査っていうけど、本当?」という素朴な感想を抱いている〝ごくふつうの方〟が大勢いらっしゃることです。これらの意見を一つ一つ丁寧に読んでいけば、国際会議の場で日本政府の代表が、あたかも商業捕鯨の存続が日本人の総意であるかのように、1億の国民の悲願であるかのように声高らかに謳い上げることが、いかに事実からかけ離れたものであるか、自ずと明らかになるはずです。
 いわゆる反捕鯨団体のブログへのリンクも別途紹介しています。各団体を批判するのであれば、最低でも先方の主張を直接確認してからにしましょう。その作業を怠り、勝手にこれらの団体の主張の内容を〝代弁〟するのはフェアなやり方ではありませんし、議論でも対話でもない単なる自己満足に終わってしまいます。
 捕鯨推進派は、捕鯨に異を唱える人々の生の声を伝えることなく、自分たちに都合がいい〝バーチャル反捕鯨団体〟、〝センチメンタルで人種差別的なアングロサクソン〟という虚像をこしらえ、国民に「耳を貸すな」としきりに喧伝することで、情報遮断を図ろうとしてきました。外国拠点のNGOの英語を中心にした議論を〝翻訳〟できていた間は、その手も通用したでしょう。しかし、インターネットの普及により、個人が直接情報を入手し伝える手段が確保されたいま、日本国民の目をいつまでも欺き続けることはできません。このブログ集が何よりの証拠です。
 もし、あなたが捕鯨問題に興味を持つなら、片方の当事者が一方的に流す情報のみを鵜呑みにせず、一体「誰が」「何を」主張しているのか、ぜひ双方の主張に直に耳を傾け、そのうえで自分自身の頭と心で判断してください。

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