ニュージーランド、ガボン、英国政府は、事実を歪曲し、信用を貶めたNHKと日本政府に厳重抗議を!!
スロベニアで第65回IWC(国際捕鯨委員会)総会が開かれている最中、NHKの報道番組「ニュースウォッチ9」が、朝日吉田調書報道も色あせる驚くべき歪曲報道を行いました。曰く、「ニュージーランドの真の狙い=日本の国際的イメージの悪化」──。さらに、森下日本政府代表の「トロイの木馬」発言も。
詳細は以下のリンクをご参照。
■NHK、ニュージーランドにケンカを売る
http://togetter.com/li/720977
■捕鯨礼賛大本営放送NHKがニュージーランドに宣戦布告!?
http://kkneko.sblo.jp/article/103745941.html
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両国の市民の信頼関係を傷つけるNHKの卑劣な歪曲報道を断じて許してはなりません!
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番組名: 放送局名: 放送日: 放送時間: |
ニュースウォッチ9 NHK 2014/9/17 21:00~22:00 |
意見: |
① 国際捕鯨委員会(IWC)総会を報じたニュースの中で、解説者が画面いっぱいに広がるキャプションを用いて「ニュージーランド真の狙い 日本の国際的イメージ悪化」と同国を非難した。日本を貶める意図のある国だと訴える内容で、相手国とその国民の信用を傷つける極めて悪質な報道だ。 日本の南極海調査捕鯨に対しては、これまで幾度も非難決議が繰り返され、春には国際司法裁判所(ICJ)で違法判決が下された。 第一、決議を遵守すれば何の問題もない。 また、ICJ判決文には、調査捕鯨を「ミンククジラ肉は刺身にすると美味く、安定供給が必要」と説明した本川水産庁長官の国会答弁も記録された。 国際的イメージの悪化を招いているのは日本の調査捕鯨そのものだ。 冒頭には釧路の沿岸調査捕鯨の映像が使われた。NZの決議は南極海での新計画を念頭に置いたもので直接関係ない。また、同国は「南極海から撤退すれば、日本の沿岸捕鯨提案も検討の余地がある」と会議で明言した。 同様に、番組が取り上げた森下政府代表の「トロイの木馬」発言も、ガボンと英国の信用を貶めるもの。 国内の多様な意見を取り上げず事実を捻じ曲げるNHKの偏向姿勢は目に余る。 |
② 同番組で、ガボンとイギリスの関係を「トロイの木馬」に喩えた日本政府代表のコメントが流された。二国間関係の比喩として最も不適切な、「戦争・侵略」のニュアンスを含む語句である。 一方で、「正念場迎える調査捕鯨」(NHK NEWSWEB,9/24)の解説中では、会議を取材した経済部記者が「日本が、時にはODAなども活用しながら理解を求めてきた」と伝えている。 9/25にも会計検査院が5千万円の無駄を公表したが、最も政治色の濃い援助である水産ODAの杜撰さについては長年指摘され続けてきた。援助を用いたIWCでの日本の勧奨活動についても内外で再三批判を浴びている。 NHKは背景の検証を何一つ行わないまま、扇情的な語句で他国の協調関係を非難する発言のみを報じた。それも「日本がODAを活用してきた」事実を知りながら。 かくも公平性と国際感覚の欠如した報道番組は前代未聞だ。 北朝鮮国営放送を彷彿とさせる一方的な報道は、NZに対する表現「真の狙い 日本の国際的イメージ悪化」と同様、外交に重大な悪影響を及ぼしかねない。 なぜ日本の援助外交を知りつつ「トロイの木馬」発言のみを報じたのか。徹底検証を求める。 |