真・やる夫で学ぶ近代捕鯨史
(1)国際規制を無視し続けた戦前の捕鯨ニッポン
(2)戦後の日本の鯨肉消費の実態
(3)戦後繰り返された悪質な規制違反
(4)モラトリアム発効と「国際ピーアール」の陰謀
──その1:国際規制を無視し続けた戦前の捕鯨ニッポン──
対抗動画でシロ○ボに 鯨肉食を「野蛮な風習」と決めつける
知らしめようぜ! アングロサクソン諸国によってIWCが牛耳られたぞ!
有色人種なのに国際競争に勝ったのが こーゆー愛誤連中から
気に入らないだけだろ!? 殺してった方が地球に優しいし
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ウヨ ウヨ ウヨ ネト ネト ネト ウヨ ウヨ ウヨ ネト ネト ネト ウヨ サヨ ウヨ ネト
※ 2ちゃんねるやヤフー掲示板、日の丸アイコン系個人ブログなどで実際に書かれているコメント
愛誤いう方が愛誤ニャー 非科学的な食害論流すんじゃニャー
鯨研と一緒にすんニャー ゴキブリいう方がゴキブリだニャー
税金泥棒! しかも全然売れてニャーじゃニャーか
百億返すニャー 在庫隠して誤魔化すニャー
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※拙サイト及び捕鯨批判ブログ・リンク集参照
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なんだなんだ!?
〝クジラの季節〟はもう終わったんだろ?
次のIWC(国際捕鯨委員会)の会議は来年じゃないのかよ?
※クジラの季節:捕鯨問題がメディア、ネットで取り上げられ騒々しくなる季節。主に、IWC年次会議が開催される月と、南極海で調査捕鯨船団と反捕鯨団体との衝突が起こったりする冬の時期。
____ キリッ
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捕鯨母船日新丸が南極に向けてちょうど出港したとこだお。
今から第2ラウンドが始まるんだお。
やる夫はこないだ有希ちゃんにいろいろ教えてもらって(※)
〝消極的捕鯨賛成派〟になったんだお。
これからも捕鯨ニッポンを応援するお。あくまで消極的にだけど・・
※ 「やる夫で学ぶ近代捕鯨史」http://workingnews.blog117.fc2.com/blog-entry-1282.html
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それにしても、この前長門さんに聞いたのとは微妙に言ってることが違うなあ・・
そういや、実際ググってみたら、日本語で書かれてる反対派の主張って、だいたい賛成派が「あいつらはこう言っている」って〝翻訳〟したのばっかだもんなあ・・
なんか「サヨ」ってのが1匹混じってるけど・・
ありゃ、革○派らしいぞ
∧ ∧___
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当たり前ニャー。
日本にも捕鯨を批判している人はたくさんいるニャー。みんニャが賛成してたら気持ち悪いニャー。
国内の文化や食や自然については、実情を知らない外国人より日本人の方がわかってるからニャー。
捕鯨問題を「国と国との対立の構図」に見立てるのがそもそも間違いニャー。
もう1回講師を読んでやるから、お前さんたちも補習を受けるニャー。
____ ドキドキ♥
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もしかして、由希ちゃんまた来てくれるのかお?
こないだはフラグ立てっぱなしで去られちゃったし・・
今日こそはご褒美を期待しちゃってもいいのかお??
ヽ.__ ノ ´ スッ
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お待たせした。
TFEI端末1号機の前回のレクチャーにおける
情報の欠落を補完すべく
情報統合思念体より派遣された──
ノ i、ヽ,
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ヽ、‐、---、../ ' ./、、、.| |
ヽ 'ー'' ´ .`'''、,;;;|; i
ヽ' /::/ / ヽ'' i、/
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/,イi | ! | ! ヽ \ ト、 | i ! ! \
〃 || 「「><ヽ|\|\!_>v1ハイ ト-ヽ
/ !ト、ト、! ̄ ̄`ヽ f'〃fr示 ! i !
〃トr 斗 // |-、 ! r' ,イ rY 从
/ レヘ|ヽ __,.ノ ; ヽ __ ̄_ jイノ〃 キツネ耳も眼帯もメガネ委員長ももう旧い
三三ヽ、 _ 三三人' 時代はヒゲ
ヽ! > _ _,.イ!/ /
ヽレ'´j 「メ、
_,. ':.:.:.:.:r-、 -‐〉:.:.:.ヽ
r'「!:.:.:.:.:.:.:.:.:.L- ―--!:.:.:.:.:.:.:.\
∧:.!:!:.:.:.:.:.:.:.:.ヒ二二ニ」:.:.:.:.:.:.:.:.//、
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| / ヽヽ:.:.:.:.:!rrfヽ/:.:.:.:.:/// | 〃 {_{'´ ヽリ| l.│ i|
| ト、\:.:.:レリし1:.:/:/ ! レ!小l● ● 从 |、i|ヽ
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/ ! i| \ ! /// | / | |ヘ. V | ,| |
〈 へ ! トVイ / |/ | | /⌒l`ニ`, イァト|/ |
〈 / _ヽ\ レ升! // ̄フ ! | / /::|三/::// ヽ |
V / | | 1〈/ /〈 ̄ ̄ / | | lヾ∨:::/ ヒ::::彡, 今回もアシスタントだよ~
/⌒ ⌒\ 耳はともかくヒゲかよ!?
/(  ̄) (_)\
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| ゝ'゚ ≦ 三 ゚。 ゚
\ 。≧ 三 ==-
-ァ, ≧=- 。
イレ,、 >三 。゚ ・ ゚
≦`Vヾ ヾ ≧
。゚ /。・イハ 、、 `ミ 。゚ 。
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ほんとに大丈夫なのか!?
あっちの犬耳のアシスタントはなんだ?
つるワン先輩とか言わねえだろうな?(汗
 ̄ シ~ / `ヽ ヽ `'、/
//, '/ ヽハ 、_Vヽ
〃 {_{ リ| l.│i|
レ!小lノ `ヽ 从 |、i| ち
ヽ|l ● ● | .|ノ│ ゅ
|ヘ⊃ 、_,、_,⊂⊃j | ,|. る
| /⌒l,、 __, イァト|/ | |
. | / /::|三/::// ヽ | ん
| | l ヾ∨:::/ ヒ::::彡,|
./ ノヽ\ い、いいのかよ
;| (●)(●|: そこまでやっちまって。。
:|ヽ (_人_)/;
. :| |. ⌒ .|; ____ 冒涜だ。。。
:h /; :/ノ ヽ、_\
:| /; ' :/( ○)}liil{(○)\;
/ く、 \ : / (__人__) \; ガクガク
;| \\_ \ :| ヽ |!!il|!|!l| / |; ブルブル
;|ミ |`ー=っ \ :\ |ェェェェ| /;
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ノ ヽ \ ``ヽ、// 、.|
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イ i | i ,'`メ // /i .ト ヽ ヽ
レ| { i |//'´ `メ / / /| } ト 1
',イ i r+テ=ミメイ //' |´// ハ|
`、ヽ r'メ, {。;;;;'ソ ` ',rz;,y'ノi〃イ .'
`ハヾ ヘ\ i'ー''- /。シ゚ク /'
レ',二∧i , `''/─.|ノ
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,' f ヽ \\:.:.:i i|.||i ',
イ i /' \ヽ.:i_,,_|:ii .{ _ ,,r'''i┐
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前座は置いて、さっそく講義に移りたい。
TFEI1号の〝中の人〟が「GP(グリーンピース)の資料が気に入らないから反論したかった」と言っていたが、GPは海洋生態系保護を唱える国際NGOとして「現行の調査捕鯨が問題だ」と言っているだけ。国家の捕鯨政策立案者でも元捕鯨会社でもないのだから、文句を言っても始まらない。
過去の国別捕獲数を単純に比較することにも意味はない。近代捕鯨史を振り返るなら、日本の捕獲数がイギリスやノルウェーより相対的に少ないのは、単に「南氷洋に進出するのが遅かった後発国だから」という理由にすぎないことがわかるはずだ。仮に日本が先行組に加わっていたなら、どれほど恐ろしいことになっていたか、日本人であれば容易に想像がつくだろう。
議論になっているのは公海母船式商業捕鯨/調査捕鯨であり、いま南極でそれを実施しているのが日本というだけの話。
すでに公海母船式捕鯨から完全に脱却した国を責めるのはナンセンス。
それは例えて言うなら──
_|_
__ュ|ュ_, 補給だけだよ~ 国際貢献だよ~
,_,__∩y'__, 海外派兵の実績作りじゃないよ~
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y-、Ⅶ
_rvf`='ⅶL | |
_rェHェェェiェ'ュ_、_|rt-、
/!,_ _ l r‐、 LP |=l=!_
_/'_,ト{ `」 ヽ_/.「 l ┤| ]`L ,,、_ ,,.. -‐ ''' ´
\,. -、 」、仁二 L l `ーiヾki´|`iー--,、 ,.. ‐'' ´´
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_>_ 、y, _  ̄  ̄ ̄´ ´ _, _ ,,..-'´ ヾ,,_ ``
`'´`ヽ `´ / /∠/ ,r' ヽ ,、'_,r' '' ー-' ´´ ,,..、 _,. 、、
ヽ ,r''ヾ ''ー'´ヾ、;',y、 '',. 、,, ,. ー ''´ `'´ ''´
V-''´` ゙
゙ ´´`´ `
「侵略戦争でアジアの皆さんにさんざご迷惑をおかけした日本人がどの面下げて平和やー!」とか・・・
LOVE & PEACE!
NO WAR!!
NO NUCLEAR!!
エッ! ぴーすまーく使用禁止!?
びーとるずノ「いまじん」モ歌ッチャダメ!?
ドーシテデスカ?
あめりか人ダカラ???
ナンデ????
Why Japanese People!!??
「広島・長崎に原爆落としたアメリカ人が核削減だの核廃絶だの言うたらあかんでー!」とか・・・
ライトアップ!
(何のためにしてるのか、知らない人は調べてみてね!)
(画像:フリー写真素材Futta.NET http://www.futta.net/photo/199.html)
「コロッセオ建てたイタリア人が死刑反対なんて寝言も大概にせー!」と言うのに等しい。
ヾ`ヽ __
Λ ,\r一-- 、 ,, //
ノ ヽ \ ``ヽ、/ /、.|
│ ヽ ' \/ 、.|
,;' 'ー'' ´ ヽ、,;;|;
. ノ , i / ,, / |ヽ ゙ヽ/
イ i | i ,'`メ // /i .ト ヽ ヽ
レ| { i |//'´ `メ / / /| } ト 1
',イ i r ノイ //' |´// ハ|
`、ヽ r'メ, i ' ,y'ノi〃イ.'
`ハヾ ヘ\ i'ー-- 、_ /ノi /'
レ',二∧i , /─.|ノ
' i∧ト i, - ,イ\ヽ
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,; 、.:.:.:.:.:.:.`v' ^,ヽミ、,
. /,ニヾ`ヽ.:.:.:.:.:.`彡=ヾ}:||i、
.. // ` `\\.:.:.:.ヘ i|:||i丶
,' f ヽ \\:.:.:i i|.||i ',
イ i /' \ヽ.:i_,,_|:ii .{ _ ,,r'''i┐
. ,' ヘ 、 ハヾ',|ソ,'/i ヽ ノ,ゝ;;=、ミヾ、 i;;|
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', \ ', :i _,,∨,,,_∠、 ヽ r- ' ヾ、;;;|
', ヽ、', ,ゝr' ヽ :}」´,n`ヽメ'ト、
戦時中の侵略行為について、平和国家になった(ハズの)いまの日本の若者たちに責任はない。復古主義が台頭する兆しでもあれば話は別だけど・・。
自分たちが犯した罪、歴史の教訓を胸にしっかり刻んで、忘れなければいいだけの話。
日本人だって、よその国に対して遠慮などせず、堂々と「戦争反対」を叫んでいいのだ。欧米の市民やNGOが日本の捕鯨に反対するのも、それと同じ。
捕鯨を含む野生生物の絶滅や環境破壊の歴史があればこそ、今日の欧米の市民運動の興隆がある。
検証が必要なのは、今なお捕鯨に固執する日本のみ。
もし、戦前・戦後を通じた近代捕鯨産業の体質を今なお業界が引きずっているとすれば、なおのことだろう。
そして、その検証作業をやるのも日本人の責任。
GPはおそらく遠慮があったのだろう。
むしろ、もっと厳しく糾弾して然るべきだった。
戦前・戦後の日本の捕鯨は、もっとケッチョンケッチョンにけなされたって仕方ないだけのシロモノだったのだ。
何より問題なのは、日本の口にする〝反省〟には疑問符をつけざるを得ない点。
-戦前・戦後初期の捕鯨国はいろいろずっこかったし、捕獲数も多かった
→ いまさら捕鯨から脱却して反捕鯨国になったってダメ
-戦前の日本(の捕鯨)もめっさずっこかった
→ いろいろ言い分があったからヨシ
-戦後の日本(の捕鯨)もめがっさずっこかった
→ 間違いではないがそれほどでもないし、反省すればヨシ
-戦前はその場に鯨肉をうっちゃってきた
→ 戦後は完全利用したからヨシ
-食糧難の一時期を除いて売れず、生産に合わせて無理やり需要を作り出した
→ たぶん需要はあったし、経営努力した結果だからヨシ
-そして、モラトリアム成立の過程については、捕鯨推進派の教科書どおりの解説。
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/‐-、 `iノ /'ヽ|、 ノ ヾ、 ,/ |二二:::::::/::::/
./ 、. ヽ |゙V,_ l─、 ̄ 丶 ゙''ー-‐'' ,lーー:::::/|:;/
i '゙ヽ_j-' .|/|.\ ‐- ,,イ::::::::/ ,l/
ヽ ヽ jl:::::l. ヽ、 , ''゙ /:::::::/゙`ヽ、
ヽ、. /ヽ::::| ,,`=ー '''i´ /:;/レ'〉;:;:;:;:,.,\
/ /. ヽ:| ,,r''゙,.;:;:;r''゙~ノ /イ /;:;:;:;:;:;:;:;:;:;
これでは、さすがにダブルスタンダードの謗りは免れない。
身内にだけ甘いのもあまり誉められた話じゃないし。
日本人らしいとはいえるかもしれないけど・・
\ /:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
/!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l}
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ
`三ゝ _' ノ三
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
下の5つの論点は検証がきわめて不十分。
そのうえ、推定が多く、明らかな事実誤認もある。
客観的なデータと主観的な意見を混同している部分もみられる。
それでも捕鯨賛成派の中ではずいぶんマシな方だけど・・
そこを補うのが私TFEI2号の目的。
/ _ノ \ なんだかハードな内容になりそうだな・・
| ( ●)(●)
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ヽ ノ / \
/ く \. / ─ ─ \
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にゃがとのゆきちゃん、
まじめに受講したらなんかご褒美♥くれるかお?
\:.|` _,..__ .ィ ./:.:./ー、
`rァ ´ / l ,./:.:/ ∧
/′ /三ミ 、/// ヽ
/ .′ / `y ´ ヘ.
,′| | / .ィ´ ̄ヽ.〉
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,.' l | ./ / |
足かけ4回の連載になる予定だけど、
最後までつきあってくれたら
・・・・あるかも。
/ ⌒ ⌒\
/ (⌒) (⌒) \ ウホッ
/ ///(__人__)/// \
| u. `Y⌒y'´ |
\ ゙ー ′ ,/
/⌒ヽ ー‐ ィヽ
/ rー'ゝ 〆ヽ
/,ノヾ ,> ヾ_ノ,|
| ヽ〆 |´ |
やる夫は俄然やる気が出てきたお!
しっかりマスターして、ゆきちゃんにご褒美をもらうお♥
-=|=二´....::::::::::::::::::::::::::::::i' , ヾ、 ._-―'´ヽ/ /
|/::::::::::::::::::::::::::::::::::::!::: _i-― ̄ヽ___ ヽ/
ノ´::::::::::::::::::::::::::::::::::::i'_|_,-| ̄ |.-―:'| ̄ ヾゝ、
-‐'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i--¬―‐i::| ̄:|::::::.::::::| l、 | `ヽ、
 ̄|:::::::/:::::::::::::::::::::i'i:::::: | i::::| |::::::::::::::| |::ヽ | |^ヽヽ、
|::/::::::::::::::::::::::i' i:::::::::::/| |:::::|ヽ、,ゝ-:i‐!::::| |::::ヽ|i::! ヽ、
|::/:::::i !:::::::::::::i' !:::''i::::/|!::.::l |::ヽ、i:|__!」:::| |::::| |::| |ヽj
l´/:::ノ| !:::::::::::i::::| -i::/― ||::::| |:::ャ'。=='ァi::| |::::|、| |ヽ|
/--'´ |!:::::::::::i!| i!ェ=ェ、|i::l i:! |゚_::: i |!::::| |::::||| i|
| !:iヽ::::::| {´゚。:::゛!`i| | ヽ'ニィ'|:::::| |:::|iノ:::l、 |
|i! |::::::::ヽ゛ヽれニ'ノ |::::::::||::| i::::lヽゝ
|i |::::::::::::i.ヽ. ' |二二:::|i:::|i:::::|
i| |::::::::::二二ヘ、 ‐- |――::::|!:!i:::::|
i |::i ヾ:::i:::/ヽ、 ィ'|::::::::::::i:!!:::|
| ̄`'ゝー-L_::::::::::`i:‐-、_ _,ィ' ´::;;:|:::::::i_:i:-‐' ̄i
ヽ  ̄ヽ、|:::iヽi|;;;;;;;;::::::::::i 」-‐' ,-―' ̄`ヽ、
r――`ー――-- 、 ヽ、i'i!|;;;;:::::::::,ィ ´ ニ二-―――ニ二二l、
/_______ `ヽ、ヽ、,r-‐'  ̄_,-‐' ̄ ̄ ̄ |ヽ
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戦前編の補習に入る前に、ソースを紹介しておこう。
「国際捕鯨レジームの誕生と日本の参加問題:ジュネーブ捕鯨条約と国際捕鯨協定を事例として」(真田康弘、『政経研究』№87、2006/11)
著者の真田氏は国際外交・環境外交を専門にする政治学者。論文の一次ソースは日米の外交公文書そのもの。
当時会議に出席した日本の鯨類学者の草分け的存在・大村秀雄氏の日誌『鯨を追って』(岩波書店)も含まれる。
次に「神話を越えて──クジラと日本」(岩崎サチコ、オレゴン大学、1989)。
英語の原文をGPJが和訳したもの。一次ソースは食糧需給表、水産物流通統計、日本水産年報。
他の一般向け解説書として、1号端末の〝中の人〟が引用した『南氷洋捕鯨史』(板橋守邦著、中公新書)とともに『ザ・クジラ』(原剛著、文眞堂)も挙げておこう。
この2冊は両方読まなければバランスが取れない。著者の原氏は元毎日新聞編集委員で、環境ジャーナリストの第一人者として知られる。
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ヽ__/``ーニ´/ー-、 | _|
_. -―  ̄ ト―.:「:.:l
ヽ:..__:L_|
ヽ.__)ノ|
近代捕鯨史そのものについては、2015年に米国NOAAが発表した解説と以下のブログ記事を参照。日本が乱獲にどれほど大きな責任を負っているか、グラフで明瞭に示してある。
>乱獲も密漁もなかった!? 捕鯨ニッポンのぶっとんだ歴史修正主義
ここで取り上げるのは捕鯨の国際規制史と、日本がそれにどう関わったかである。
南氷洋捕鯨の急速な発展による資源枯渇に対応するべく、最初に結ばれたのが1931年のジュネーブ捕鯨条約。内容はセミクジラの捕獲禁止、母子クジラの捕獲禁止、鯨体の利用効率に関する規定などで、ノルウェーの国内法を踏襲している。
その後、英・ノルウェー2国間での生産協定の動きを経て、1937年にはロンドンで国際捕鯨協定が締結される。
内容は、セミクジラに加えてコククジラの捕獲禁止、鯨種毎の体長制限設定(例:70フィート以下のシロナガスは捕獲禁止)、漁期の指定、基地捕鯨の制限、北太平洋の一部と南極海を除き母船式捕鯨禁止(いわゆるサンクチュアリ)、 肉や骨を含めた鯨体の完全利用の規定など。捕獲頭数の規制こそないが、当時としてはかなり先進的なものだった。
1938年にはザトウクジラの一時捕獲中止や〝裏作〟操業の禁止など、これをさらに強化した議定書が採択されている。
では、日本はこうした国際的な規制強化の動きにどう対処したか?
1931年のジュネーブ捕鯨条約の場合──
(´・ω・`)
|U U|
u-u
〃∩ ∧_∧
⊂⌒( ・ω・)
`ヽ_っ⌒/⌒c
⌒ ⌒
ねえ、加入してよ
ん~~
北太平洋のセミクジラの捕獲禁止を外してくれたらねー
(`・ω・´)
|U U|
u-u
〃∩ ∧_∧
⊂⌒( ・ω・)
`ヽ_っ⌒/⌒c
⌒ ⌒
そんなこと言ってお前、どうせ年間数頭しか捕ってねーじゃねーか
別に困りゃしねーだろ!?
え~~
だって、この先捕るかもわかんないしぃ、
ロシアに捕られんのもなんか癪だしぃー
※1 当時の捕鯨国でさえ「セミクジラの保護は当然」という認識だったが、日本は科学的根拠もなしに「船舶交通が増えたり潮の流れのせいで回遊路が変わっただけで、減ってない」と主張した。
※2 ロシアも条約未加入だったが、セミクジラはほとんど捕獲していない(戦前の記録ではわずかに1頭)。
南氷洋捕鯨進出後──
∧,,∧
(´・ω・`)
|U U|
u-u
〃∩ ∧_∧
⊂⌒( ・ω・)
`ヽ_っ⌒/⌒c
⌒ ⌒
ねえ、加入してってば
南極デビューも果たしたんでしょ?
そんな厳しいもんじゃないし・・
ヤダね
だって、まだ始めたばっかだもーん
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| ` ⌒´ノ
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. ヽ }
ヽ ノ \
/ く \ \
| \ \ \
| |ヽ、二⌒)、 \
「〝若葉マーク〟だから交通ルールは無視していい」って発想だな・・
\ ヽ/.:.:. \,/
\ /:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
/!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l}
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ
`三ゝ _' ノ三
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
そのとおり。
今の後進国が民主化や環境規制の導入に対して示す抵抗と通じる部分はあるかもしれないが・・。
戦前の日本の国際捕鯨レジーム不参加の姿勢は、その最も顕著なパターンだったといえる。
背景にあるのは、各所で指摘されているとおり、国力増強のための外貨獲得。
「富国強兵」「欧米列強に追いつき追い越せ」という帝国主義的拡張路線だった。
そして、'37年のロンドン捕鯨会議──
(´・ω・`)
|U U|
u-u
〃∩ ∧_∧ ~♪
⊂⌒())・ω・))
`ヽ_っ⌒/⌒c
⌒ ⌒
始まるけど来ないの?
・・・・
(`・ω・´)
|U U|
u-u
〃∩ ∧_∧ ~♪
⊂⌒())・ω・))
`ヽ_っ⌒/⌒c
⌒ ⌒
おたくの鯨油もう買わないよ!?
・・・・
(どうせ中国やオランダやドイツに売りゃいいからな・・)
(`・ω・´)
|U U|
u-u
〃∩ ∧_∧
⊂⌒(ω´ (()
`ヽ_っ⌒/⌒c
⌒ ⌒
ドイツは来るってさ
・・・・
ちっ、うっせーな・・
来年行ってやるよ!
※ とくに農林省は「実績をあげるのが先だ」とオブザーバー参加すら強硬に反対し続けた。
Λ\ ,;;
ノ ヽ \-- .. //|
│ ヽ ' :.. : : :: `丶/ / .|
/ 'ー'' ´..: : : : :: : : : : : : :\、 ,;|;
/:ヘ=、、:._: : : : __:ヽ:_: -^,.ト、 /
ノ:..:..:./:..  ̄: :7´:―― : :|‐: :´、: ヽヽ
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!:..:..:|:.{/:..ィ_jz≦ノ ' }:./_}_イ:. } |:.|||
Vl:.:.|:. Vl´「_ 、` ノ′ _ノ:ソ:イ: リ ノ
. }:ハ: : l f7「::`ハ /:::7}7イ:/}/
ノヘーl、: :!VZツ ヒ:ノ/:.//
`三ト、 _ _ ノ三/
rく、\` ヽ二コ:千:|K、′
|:..:ヽヽ\: :Yニ|: :!:/j!:.l
ト:..:..:.\ヽ\!r|┴=ミ!r ァ7
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j::.l::..:..:.⌒ーァ⌒} / / /^}
ヾヽ |::.:.\::..::.::.:: ー'―-L∠_¨´
ヽヽ l::.::.:..:. ̄ ̄ト 、, --、―弋i
| 、_ノ ヽ::.:..:..:.::..∧/ ヽ i _ ..-―
ヽ__/``ーニ´/ー-、 | _|
_. -―  ̄ ト―.:「:.:l
ヽ:..__:L_|
ヽ.__)ノ|
その後日本は国際会議の参加を前に、自国の母船式捕鯨取締規則を改正した。
その内容は、'37年の国際捕鯨協定のすべての基準を甘くしたもの──。
北太平洋のセミクジラとホッキョククジラの捕獲容認、禁猟区設定なし、操業期間の延長、体長規制の緩和などなど・・。
そして、世界の方がその甘い基準に合わせるよう、会議の場で要求を突きつけた。
しかし、そんな無体な要求が受け入れられるはずもなく、各国は猛反対した。
低緯度海域の禁漁区の設定は繁殖海域のクジラの保護のために不可欠。
また、解禁を前倒ししたところで、南極に着いたばかりのクジラは痩せているのだから資源の有効利用の観点からもそもそも不合理。
オブザーバーに随伴した大村氏の目から見ても、通るとは到底思えないモノだった。
ジュネーブ条約のセミクジラの捕獲に対する反対や、禁漁区設定拒否など、捕る気のないクジラに対してまで欲を張る事大主義的姿勢は、最近のIWCでの各国によるインド洋や南大西洋のサンクチュアリ提案に対してまで強硬に横槍を入れる姿勢に通じるものがある。
最近の日本の捕鯨外交は、むしろ戦前に回帰しつつあるといえるかもしれない・・。
'38年の議定書に対し、日本はいろいろ留保をつけまくったうえで、来年協定に参加する旨を伝えた。
ところが──
' l `
|∧_∧
|´∀`) 後1年はやり放題だぜー
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(| □□.ヽ_Л二 -----*==≫
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ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡
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まるで「社会人になる前に羽目を外す大学生」だな・・
\ ヽ/.:.:. \,/
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ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ
`三ゝ _' ノ三
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日本に対する一定の譲歩を示した上で出された合意声明は可能な限りの協定遵守を求めていた。
ところが、日本側は、38/39年漁期は協定適用外だと勝手に解釈していた。
この年も日本は解禁1月前に出漁し、捕獲禁止のザトウクジラも捕獲した。
条約未加盟であったため、「発見したクジラは無差別に発砲していたのが実態」とは、『大洋漁業捕鯨事業の歴史』に書かれた記述である。
日本に対する諸外国からの風当たりは一段と強まった。
結局、北太平洋での裏作の適用除外を除き、日本は要求を引っ込めざるを得なくなった。
こうして、ようやく日本の協定参加が本決まりになったかに見えた矢先──
/ ◎ \ .O―~,
ヽニニニノ . ||日本':|
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/^):::⌒(__人__)⌒:: ヽ
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第二次世界大戦が勃発、日本の国際捕鯨協定への参加は見送られる。
結局、戦前の捕鯨ニッポンは国際ルールを一度も守らずじまいだった・・・
Λ\ ,;;
ノ ヽ \-- .. //|
│ ヽ ' :.. : : : : `丶/ / .|
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ノヘーl、: :!VZツ ヒ:ノ/:.//
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ヽ.__)ノ|
戦前の日本の南氷洋捕鯨には、国際ルールを〝守りたくても守れない〟もう1つの理由があった。
未熟な技術と設備である。
日水、大洋、極洋の大手商業捕鯨会社の前身である各社が、我も我もとこぞって南氷洋に参入し、突貫工事で捕鯨母船を仕立てて次々に送り出したため、操業中に鯨油処理用のボイラーなどの機械の故障が相次いだ。
その結果、豊漁時とも合わせ、まだ油の採れる未処理の骨や鯨肉を海中に次々と投棄していたのである。
1937/38年に監督官として第二日新丸に乗り込んだ大村氏も、「目の前で背骨を捨てられるのはどうも困る」と感想を述べている。
1937年の会議では、ノルウェーの代表から「十分に利用しないまま鯨体を置き去りにしている」と日本は名指しで非難された。
日本の操業期間が他国より長かったのは、こうした〝効率の悪さ〟も一因だった。
英、ノルウェーの搾油率がシロナガス1頭当たり120バレルだったのに、日本は100バレルしかない。二流国が低賃金と勤勉性(?)を武器に〝背伸び〟をしていたにすぎなかったとの指摘もある。
沿岸捕鯨との競合を理由に鯨肉の内地持ち込みを禁じた政府の指示もあったが、それ以前に、戦前の日本の大手捕鯨会社は「鯨体の完全利用」という概念などそもそも持ち合わせていなかったのである。
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経験も技術もないまま〝お山の大将〟を目指して勇み足で乗り込み、わがままを押し通そうとしてごね続け、国際会議を引っ掻き回し、〝紳士的態度〟を期待されても勘違いで無視して呆れられ・・
一言で言ってしまえば、戦前の日本の捕鯨は──
____ ガキだったんだお。。。
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l! .|:::/ ___ノ,ィ'ト|''=ミ、 ヾ! ,r-=fニミ;;弍;;| :::::::::::::::l::::i
l/ ,/ト、::l゙__゙ヾ::ii::|ヽ ,/ .|:::illi:::゙ii/ |:::::::::::::::j::::l
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/‐-、 `iノ /'ヽ|、 ノ ヾ、 ,/ |二二:::::::/::::/
./ 、. ヽ |゙V,_ l─、 ̄ 丶 ゙''ー-‐'' ,lーー:::::/|:;/
i '゙ヽ_j-' .|/|.\ ‐- ,,イ::::::::/ ,l/
ヽ ヽ jl:::::l. ヽ、 , ''゙ /:::::::/゙`ヽ、
ヽ、. /ヽ::::| ,,`=ー '''i´ /:;/レ'〉;:;:;:;:,.,\
/ /. ヽ:| ,,r''゙,.;:;:;r''゙~ノ /イ /;:;:;:;:;:;:;:;:;:;
从从
__
/ ノヽ\
| (○)(○| ヽ从 人
|ヽ (_人_)/ ___
| ⌒| /ノ ヽ、_\
| / /( ○)}lil{(○)\
| / | ヽ(__人__) / |
/ く、 \ ⌒ /
変形してたの!?
・・・・今の捕鯨外交がそこまで退行していなければいいのだけど。
じゃあ、戦後はどうだったのか? それについては次回に持ち越すことにして、日本の捕鯨と軍隊との切っても切れない関係についても簡単に触れておこう。
TFEI1号のように戦艦に変形はできないけど・・
〝中の人〟がミリタリー・オタクじゃないから。。。
陸軍
< /''⌒ヽ >
< n ノ7ヽ`∀´>〇 n >
< ⊂ゝヽ ∧_∧ ('''-o 》》 ∧_∧/ ヾ⊃ >
< .\\. `∀´> [===L||:|」 <ヽ`∀´>′ >
// ~ ( エニニニニニニニニOエ )エ \\\\
/// ,ノヽ Y || ,ノヽ Y \\\
/// し'(_) .◎ し'(_) 、\\\
海軍
__
_,,,ノ O>`ヽ ,.. -=''  ̄ ̄'=- ..,,_ _
`''''''''''フ (_(三三三三三三三三三V´`⌒)
(__l_l_l_l_l_l_l_l_l_l_l_l_l_l_l_l_l_i=,_∠、
\工二工二工二工二工二工二工/
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空軍  ̄
○
「 ̄l二ニ=-┃
| { ┃
L_二ニ=-┃
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_. ┃<`∀´ > ____
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∠ //⌒ヽ )/| /
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<ヽ.ムノ' > <ヽ.ムノ'>
∨∨ ∨∨
日本で最初にノルウェー式近代捕鯨に着手したのは山口の県会議員岡十郎。彼は「ロシアの南下を防ぐ」という名目を掲げ、政府とのリレーションを築く。
日露戦争勃発と同時に拿捕したロシア捕鯨船3隻は、彼が創業した日本遠洋漁業に払い下げられた。
さらに1904年には軍と水産庁の指導のもと、朝鮮半島に軍隊専用の鯨肉缶詰工場が建てられた。
福沢諭吉の教え子で政治家/事業家である岡の捕鯨会社は、鯨組から近代捕鯨に切り替えた小会社を次々に買収、社名を東洋捕鯨、日本捕鯨と変更し、'37年に日本水産となる。
一方、日露戦争の同年には九州小川島の最後の鯨組が解散。
伝統捕鯨根絶の駄目を押したのは他でもない軍国主義だった。
南氷洋捕鯨の生産鯨肉が投棄されずに利用されるようになったのは、皮肉にも日本の国際協定参加が立ち消えになる直前の'38年以降。
もっとも、国内消費ではなく、すべて軍隊と海外の植民地用である。
日水、林兼(後の大洋漁業)とも占領地での軍需で急成長を遂げる。
国際情勢が緊迫する中で、重要な戦略物資として位置付けられた鯨油をめぐり、日水と大洋は互いに凌ぎを削り、荒稼ぎに奔走した。
戦後当時、大洋の役員は「軍隊が解体されたので、もはや莫大な量の販路はなくなってしまった」とコメントしている。
| ☆
幵i /
ョ盂ュェ彡
l ̄i ̄ ̄ll
"'^`~゙゚"'^`~゙゚"'^`~゙゚"'^`~゙゚"'^`~゙゚"'^`~゙゚
▲ トランスフォーム! ▼
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幵i
ョ盂ュェ
l ̄i ̄ ̄ll──/⌒ヽ
"'^`~゙゚"'^`~゙゚"'^`~゙゚"'^`~゙゚"'^`~゙゚"'^`~゙゚
そんな軍隊との密月関係も長くは続かなかった。
1941年には南氷洋での操業が中止され、母船はタンカーや特設空母に、耐久性の高いキャッチャーボート(捕鯨船)は警備艇などの軍用艦艇として徴用され、そのほとんどが海の藻屑と消えたのである・・・・
戦後には逆に、軍艦から捕鯨船への転用も行われた。
戦後最初の小笠原捕鯨に向かった大洋の母船は元海軍の特別輸送艇19号艦、キャッチャーボートは魚雷艇の回天、咬龍を改装したものだった。
魚雷を発射するスロープがそのままスリップウェイに使えて好都合だったとのこと。
1号端末が紹介している動画はこちら>「図南の翼 第三図南丸物語」http://jp.youtube.com/watch?v=ubWiA5HSZsQ
\ ヽ/.:.:. \,/
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ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ
`三ゝ _' ノ三
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しかし、捕鯨と軍隊との結びつきは、これで終わったわけじゃなかった。
自衛隊が創設されると、昔の軍に代わる安定した大口の需要先の一つになった。
また、調査捕鯨に移行して需要が縮小する中、自民党の捕鯨族議員の働きかけにより、防衛庁の食堂で鯨肉の試食会が開かれている。
第1回の本編はここまで。
`ヽ, `ヽ
,.' -─-ヽ.
<i !レハハハ))>
ル(リ_・∀・ノ!
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く_/_,ルノノ
*** 豆知識 ***
現在国の委託を受けて調査捕鯨を実施している鯨研(日本鯨類研究所)の前身は、大洋漁業創業者の息子・中部謙吉が1941年に設立した中部科学研究所。
当時から捕鯨技術の改良などを目的としていたが、'42年に政府の指示で軍関連の調査も手がけるようになった。
戦争末期には閉鎖の危機に直面していたが、'47年GHQの南氷洋出漁許可に合わせ鯨類研究所として再出発する。
このときはまだ大洋漁業の傘下にあり、'53年までは鯨肉加工食品の開発などの〝研究〟も行っていた・・・
/_,、 ̄`-‐ '´ ̄ ̄<フヽ二ヽ
 ̄ シ~ /" `ヽ ヽ `'、/
//, '/ ヽハ 、 ヽ
〃 {_{ノ `ヽリ| l │ i|
レ!小l● ● 从 |、i|
ヽ|l⊃ 、_,、_, ⊂⊃ |ノ│
/⌒ヽ__|ヘ ゝ._) j /⌒i!
\ /:::::| l>,、 __Uイァ/ /│
. /:::::/| | ヾ:::|三/::{ヘ、__∧ |
`ヽ< | | ヾ∨:::/ヾ:::彡' |
今回はとくに図表とか用意してないから、あたしが小ネタを提供したげるのよさ~
三浦浄心って随筆家やってたお坊さんが、『慶長見聞集』っていう江戸時代初期の風俗を記した史料があるにょろ。
で、その中に、尾張から関東に捕鯨を広めに来た鯨捕りの名人が親子鯨を捕獲する様子がばっちり書かれてたりするんだよね。
これは必読だよっ!
───鯨、子を深くおもう魚なり。故に親をばつかずして子をつきとめいかしをく。
二つの親、子をおのが腹にかくし、をのが身を水の上にうかべ、
剣にて肉を切さくをわきまへず、親子ともに殺さるゝ。哀なりりることどもなり。
心有人は二目とも見ず。殺生このむ人は慈悲の心なきゆへ、世のあわれをも知らず。
罪のむくひをわきまへざるのおろかさよ。
此助兵衛鯨をつくを見しより、関東諸浦の海人まで、もり綱を支度し鯨をつく故に、
一年に百二百づゝ毎年つく。はや廿四五年このかたつきつくし、今は鯨も絶はて、
一年にやうやう四つ五つつくと見えたり。今よりこの世鯨たえ果ぬべし。
かくのごときの大殺生、天竺、諸越にも聞及ばず。一寸の虫に五分の魂有と
俗にいへるなれば、五十ひろ百ひろ有鯨の魂いかばかりならん。
佛は十悪罪のはじめに殺生を出せり。五戒も殺生を第一とす。此殺生の根源を尋るに、
慈悲心なく欲よりおこる。三毒といふも、どんよくを第一とせり。
鯨殺す人、生死の海にちんりし、六道四生の業のがれがたしといへり───
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V| /√ \  ̄ ̄レ' ̄ ̄ ノ
彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ/ ̄##\彡ミ彡ミ彡ミ彡\ /彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ
ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡
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( \ / _ノ | |
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へえ・・・・
昔から捕鯨を快く思ってない人はいたんだお。
しかも、これって日本人だお。
/_,、 ̄`-‐ '´ ̄ ̄<フヽ二ヽ
 ̄ シ~ /" `ヽ ヽ `'、 /
//, '/ ヽハ 、 ヽ
〃 {_{ リ| l.│ i|
レ!小l\ `ヽ 从 |、i|
ヽ|l > ● | .|ノ│
|ヘ⊃ 、_,、_,⊂⊃j | , |
| /⌒l __, イァト |/ |
. | / /::|三/::// ヽ |
| | l ヾ∨:::/ ヒ::::彡, |
ま、そういうことだよねっ!
洋の東西なんて関係ナシ!
「供養さえすりゃいくら殺してもいい」って人も少なくなかったみたいだけど。
しかも、浄心さんの言ったとおり、組織的捕鯨の発祥地でもあった尾張じゃ乱獲が祟ってあっという間に自滅してるんだにょろ~~
でもって、子持ちの鯨を仕留めるのは、実は日本じゃ昔からかなりオーソドックスなやり方だったのよさ!
⌒ ⌒ ⌒ ⌒ ⌒ ⌒ ⌒
γ⌒ヽ γ⌒ヽ γ⌒ヽ γ⌒ヽ γ⌒ヽ γ⌒ヽ
l (゚д゚) l (゚д゚) l (゚д゚) l(゚д゚) l (゚д゚) l (゚д゚)
γ⌒ヽ γ⌒ヽ γ⌒ヽ γ⌒ヽ γ⌒ヽ γ⌒ヽ
l (゚д゚) l (゚д゚) l (゚д゚) l (゚д゚) l(゚д゚) l (゚д゚)
l ( l ( l ( l ( l ( l (
ヽ_,,ノ ヽ_,,ノ ヽ_,,ノ ヽ_,,ノ ヽ_,,ノ ヽ_,,ノ
,、_,、 。
゚ (゚jコ゚)っ ゚ うわぁぁぁぁぁ
(っノ
`J
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄○ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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ヽ从/ 。
ガバッ ∧ ∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
(゚Д゚;):. _ < はっ、夢か!! 〉
r'⌒と、j ミ ヽ \________/
ノ ,.ィ' `ヽ. /
/ i!./
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く.,_`^''ー-、_,,..ノ/
`~`''ー--‐'
「背美の子持ちは夢にも見るな」って諺があるの、知ってる?
母子クジラの捕獲を戒めるもので、日本の鯨捕りの心優しさを伝えるものだ──なぁんて言われてたんだけど・・・
実は、有名な太地の鯨組が壊滅した「背美流れ」(※)の事件が起こった後で作られたフィクションだったんだってー
※ 1878(明治11)年、大きなセミクジラを狙って出漁した太地の鯨組、和田組の船19隻が遭難、行方不明者184人、餓死者12人を出す大惨事となった。
この事件によって和田組は倒産、太地の伝統捕鯨は幕を閉じた。
太地の捕鯨史に関する詳細はこちら>哀しき虚飾の町・太地~〝影〟の部分も≪日本記憶遺産≫としてしっかり伝えよう!
それが証拠に、太地にはこんな唄もあるにょろ~
~\ お背美子持ちを突きおいて
背美の子持ちを突きおいて
春は参るぞ、伊勢さまへ
砧踊は面白や
なおも砧はおもしろや
(太地刃刺踊唄)
ギラーン \ / / -ト y i l\
+ l ハ l / ● l }-、 ! \
Λ l/i yi ● , ⊂⊃ l ,!/ ,'"~'',
||― レvl⊃ r´`´ ヽ l }´/ ヽ/ ,
|| i 、 ヽ、_,ノ j ト ~、/ /
. r-,_ 」 ヽ , ____,. イll lヽ=、 /
. l、 ~'''TTト、 ハ,ヽ l===l l l ヽヽ=
||ヽ、 .l l l ', ', \ヽ l ̄l l l /
|| `ー.l_l_l__', ',__ \yV/レ /
ついでに、東京国立博物館には、「六鯨并網掛突取浜而切捌之図」という、太地での座頭の子持鯨を仕留める模様が描かれた絵巻がしっかり収蔵されてるよー
他の古式捕鯨の町でも似たり寄ったりだにょろ~
~\ 明日はよいなぎ 沖まじゃやらぬ
磯の藻際で子持とる
水戸は三重側 そのわきゃ二重
せみの子持ちは逃がしゃせぬ
なおも砧はおもしろや
(肥前小川島鯨漁大唄)
今度突いたは中宿舟よ
親も子供も児も捕るよ
沖の中へとやれ早のぼり
上り下りの槌を待つ
沖の鴎に槌はと問えば、槌は来る来る克も来る
突いたか突いたかショ、槌の子持を突いたかショ
(房州勝山の刃刺踊唄)
'-‐'´\/ / `ト 、', ヽ /
ギラーン \ / / -ト y i l\
+ l ハ l / = l }-、 ! \
Λ l/i yi // , ⊂⊃ l ,!/ ,'"~'',
||― レvl⊃ r´`´ ヽ l }´/ ヽ/ ,
|| i 、 ヽ、_,ノ j ト ~、/ /
. r-,_ 」 ヽ , ____,. イll lヽ=、 /
. l、 ~'''TTト、 ハ,ヽ l===l l l ヽヽ=
||ヽ、 .l l l ', ', \ヽ l ̄l l l /
|| `ー.l_l_l__', ',__ \yV/レ /
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/ _ノ ヽ、_ \
/ o゚((●)) ((●))゚o \
| (__人__) |
\ ` ⌒´ /
・・・・
供養したり塚を立ててるって話はよく耳にするけど、これじゃまるで〝開き直りの言い訳〟にしか聞こえないお・・
実は真逆の話もあるにょろ。
血も涙もない鯨取りばっかりじゃなかったってことにょろね・・
嘗て鯨をとりしが子鯨、母鯨にそうて上となり下となりて其の情態甚だ親しく、既に母鯨の斃る頃も、頑是なき児の母の死骸にとり付きて、乳を飲む様にも見えたり、よって屡々これを取除かんとすれども遂に離れず、拠無く子・母共殺すに至る。いかなるものもその様を見てはその肉を食うに忍びず、此処に葬りて墓を建て供養せり、定めてこの墓の鯨もザトウなるべし。
(京都府与謝郡伊根町 在胎鯨子塔)
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※ 鯨供養碑と仔鯨殺しに見る日本人のクジラ観の多様性 http://togetter.com/li/977982
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知里幸恵の遺したアイヌの伝承は、たぶん教科書とかでみんなも聞いたことがあると思う。
カムイユカラ、ふくろうの神の言い伝え──それは乱獲を民に厳しく戒めるものだった。
繁殖率の低い大型動物の子連れを積極的に捕獲するなんて、伝統的な狩猟採集を営む世界中のどこの少数民族でもおよそあり得ない話。
貝塚などで骨が発見される有史以前のクジラの利用と、戦国時代末期に始まったいわゆる中世日本の古式捕鯨とは、系譜的にはまったく別物。前者はむしろアイヌの捕鯨に近い。
そのたった400年ぽっちの歴史においてさえ、めまぐるしく変遷を遂げてきたのが日本の捕鯨。
数千年の歳月をかけて、おそらく痛い目も見つつ培われてきた先住民の知恵、サステイナブルな野生動物との共存関係とはおよそ相容れないのが日本の捕鯨。
アイヌは和人(アイヌ以外の日本人)と異なり、ミンククジラを種として認識していたし、レムンカプイ(シャチ)と獲物を分かち合っていることを自覚していた。
だが、そのアイヌの捕鯨は松前藩と明治政府によって強制的に潰された。寄り鯨を利用する権利を奪われ、トリカブトの毒を用いた狩猟・漁労も禁止された。そこには、被搾取対象に反乱のツールを与えないという裏の政治的動機もあったと考えられる。
代わって進出したのは和人の捕鯨企業。太地の和田氏や安房の醍醐氏も北海道進出を企てた。北海道の捕鯨漁場を新たな利益を生むフロンティアと見立てたのだ。
こうしてアイヌは和人に、自然の恵みに対する権利も、培ってきた伝統も奪われたのである。
※ 詳細はこちらのブログ記事参照 → 倭人にねじ伏せられたアイヌの豊かなクジラ文化
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かわいそうだとか、子供を〝人質〟にとるやり方が卑怯だとか、感情的な議論はここではしない。
カルガモ、タマちゃんフィーバーを始め、野生動物に対してセンチメンタルな愛護(?)感情を抱き、熱狂してはすぐ冷めるのが日本人の動物観ではあるけれど・・
いずれにせよ、ワイズユースには程遠かったのが歴史の真実──
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調査捕鯨では毎年100頭を越える未成熟個体を捕殺している。
豪州の監視船のビデオ映像を見たC・W・ニコル氏が不快感を露にしたとおり。
繁殖雌、授乳雌の捕獲をはじめとする規制違反は、戦前のみならず戦後の捕鯨でもずっと続いてきた。シエラ号なんて氷山の一角。
「完全利用」の建前も、戦前だけでなく、戦後も、沿岸でも、今日の調査捕鯨においてさえ崩れている。
「利用さえすればいい」という需要を無視した無計画な生産もまた然り。
調査捕鯨では消費の実態から乖離した強引な増産の所為で、鯨肉の在庫が山のように膨れ上がった。
詳細は次回以降。
ハ ハ
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